第一話
江戸の町で頻発する不審な火事、“狐火”。人々は恐怖に震えていた――。
そんな中、かつて“火喰鳥”と称される凄腕の侍火消だった男『松永源吾』は、とある事情を抱えて挫折し、郊外でひっそりと暮らしていた。そこへ新庄藩の藩士・折下左門が現れ、壊滅状態にあるという新庄藩火消組の再建を源吾に依頼する。迷いながらも、妻・深雪の後押しにより、源吾は再び炎の中へと戻ることを決意する。
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江戸一番の火消「火喰鳥」として数々の火事場で活躍していたが、ある事件をキッカケに火消を引退する
小説コミカライズ版 源吾 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

ムードメーカーでお調子者
一度見たものを忘れない超記憶能力の持ち主
火消だった父親にわだかまりを抱えている
小説コミカライズ版 新之助 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

心優しき元力士で四股名は「荒神山」
類まれなる怪力の持ち主で意外とマメ
小説コミカライズ版 寅次郎 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

江戸で人気の軽業師で通称「山彦」
驚異の跳躍力で地面から一気に屋根へ飛び乗るほど
小説コミカライズ版 彦弥 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

本職は天文学者で知識が豊富
心理学にも通じていて、人の心を読む
異国の血を引くことを悩んでいる
小説コミカライズ版 星十郎 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

源吾の妻
しっかり者で倹約家
源吾曰く、人を惹きつけ、変えていく、不思議な魅力の持ち主
数字に強く「勘定小町」と呼ばれ、資金面で火消組再興にも貢献
小説コミカライズ版 深雪 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

源吾の腕に惚れ込み、新庄藩火消組を立て直すために頭取に推薦した熱血漢
普段は慎重だが、必要とあれば果敢に決断する胆力もある
いかなる時も礼儀を重んじ、時間も必ず守る
小説コミカライズ版 左門 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

新庄藩の筆頭家老
莫大な借金を抱えた藩政の改革を推し進める
源吾にわずかな資金で火消組の再興を命ずる
小説コミカライズ版 六右衛門 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

鳥越 新之助の母親
夫・蔵之介を火事場で亡くすも、明るく新之助を支える
登場人物一覧

加賀藩火消組の大頭で、源吾のライバル
「八咫烏(やたがらす)」の二つ名を持つ
類まれなる指揮で、最強の火消集団・加賀鳶をまとめ上げる
源吾より1つ年長だが、火消となった時は同じ
登場人物一覧

町火消い組の頭
二つ名は「白狼(はくろう)」
源吾らの生まれる前から火消を務めており、圧倒的な経験値で火事に立ち向かう
登場人物一覧

い組の纏持ち
いの一番に火事場に飛び込み、屋根上で火消を先導する
驚異の跳躍力と常人離れした指の力で、付けられた二つ名は「縞天狗(しまてんぐ)」
源吾とは同い年の同期
登場人物一覧

人気と実力を備える纏持ちで「花纏」の二つ名を持つ
彦弥とお夏の幼馴染
孤児で、ともに同じ寺で育つ
小説コミカライズ版 甚助 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

火付盗賊改方頭で「鬼の平蔵」の二つ名を持ち、老中・田沼意次とは昵懇の仲
登場人物一覧

人気力士
寅次郎の弟弟子で「兄さん」と呼んで慕う
小説コミカライズ版 森右エ門 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

掛茶屋で働いている
彦弥と甚助の幼馴染
幼少期同じ寺で育つ
小説コミカライズ版 お夏 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

蕎麦屋「小諸屋」の看板娘
女将に育てられて恩義がある
小説コミカライズ版 お鈴 Ⓒ今村翔吾・瀬口忍(秋田書店)
登場人物一覧

人の心の闇を覗くことに長け、残忍な性格の持ち主
登場人物一覧
第一話
江戸の町で頻発する不審な火事、“狐火”。人々は恐怖に震えていた――。
そんな中、かつて“火喰鳥”と称される凄腕の侍火消だった男『松永源吾』は、とある事情を抱えて挫折し、郊外でひっそりと暮らしていた。そこへ新庄藩の藩士・折下左門が現れ、壊滅状態にあるという新庄藩火消組の再建を源吾に依頼する。迷いながらも、妻・深雪の後押しにより、源吾は再び炎の中へと戻ることを決意する。
八隅 宏
亀垣 一
森 龍介
森 龍介/福田 晶平/冨田 頼子/西村 耕平
BILBA
眞田 竹志
田中 章喜
高梨 康治
SynergySP
梅原 裕一郎
梅田 修一朗
木村 昴
島﨑 信長
小野 賢章
三吉 彩花
遊佐 浩二
諏訪部 順一
今村翔吾
1984年京都府生まれ。滋賀県在住。
ダンスインストラクター、守山市埋蔵文化財調査員を経て2016年に、「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢(ささざわ)左保(さほ)賞を受賞。授賞式での北方謙三先生の一言をきっかけに書いた『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組シリーズ』(祥伝社)で2017年に作家デビュー。
2021年 「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第6回吉川英治文庫賞受賞。
2022年『塞王の楯』(集英社)で第166回直木三十五賞受賞。
受賞後、これまでのお礼を伝えるため「今村翔吾のまつり旅」と称し2022年5月より4カ月間かけ全国の書店や学校を行脚した。
執筆活動の他にも、若者に読書や言葉の大切さを伝えることなどを目的とした一般社団法人ホンミライを設立し、代表理事を務める。
2021年大阪府箕面市にある書店『きのしたブックセンター』を事業承継したのを皮切りに、JR九州佐賀駅内に「佐賀之書店」を新規出店、2024年4月にはシェア型書店『ほんまる』を東京都神田神保町に出店し現在3店舗のオーナーを務める。
他の代表作としてNetflixにて世界独占配信が決定している『イクサガミ』シリーズ(講談社)がある。
(敬称略・順不同)
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